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むし歯の再発

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補綴物を入れた治療済みの歯は、もうむし歯にはならないと思っていませんか?
実際には、補綴物の周辺から再びむし歯になることがあり、そのようなむし歯を「二次う蝕」と言います。

二次う蝕

二次う蝕は、普通のむし歯同様に口腔内細菌が出す酸によって引き起こされます。
その為、治療後であっても、お口のケアが不十分な状態では二次う蝕になるのです。
「金属や人工歯なのになぜ?」と思われるかもしれませんが、歯の全てが金属や人工歯に置き換わっているわけではありませんし、型を採るなどして歯にぴったりと合うように作られた補綴物であっても、様々な影響によって隙間ができてしまうことがあるからです。

二次う蝕の原因

人間の咬合力(噛む力)は人によって差がありますが、男性で60kg、女性で40kg、多い人では100kgを超えることもあると言われています。
この強い力でくり返し噛むことにより、補綴物が変形したり、破損したり、歯から浮き上がってしまったりする場合があります。
また、補綴物を装着した際のセメント(接着剤)が、唾液の影響や時間の経過などで劣化することで、補綴物と歯との間に隙間ができてしまうこともあります。
その他にも、様々な影響によって歯と補綴物との間には隙間ができるのですが、そこから口腔内細菌が侵入し、二次う蝕が引き起こされてしまうのです。

二次う蝕の影響

二次う蝕が何度も繰り返されると、虫歯は段々と大きくなり、最終的には歯を失うことにもなりかねません。
二次う蝕を予防し、早期発見する為にも、治療後はお口のケアを念入りに行い、歯科医院での定期健診やメンテナンスも積極的に受けることが必要なのです。